2025.08.13 <お知らせ>CG分野の最高峰国際会議「SIGGRAPH 2025」にてPosters採択
助田 一晟 創業者&取締役 CTO、岸 尚希 創業者&代表取締役 CEO

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最先端の機械学習技術と
実務現場を結ぶ架け橋に

EQUESは、東京大学松尾研究室発のAIスタートアップとして、
最先端の機械学習技術と実務現場を結ぶ架け橋となることを目指しています。

研究開発の最前線で生まれる技術を、
実際の業務現場で活用可能な形に昇華させ、
社会の発展を加速させることが私たちのミッションです。

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EQUESのサービス

創出力、価値変換力、スピード

EQUESは、高い専門性による創出力を、現場への価値変換力とスピードによって、
シームレスに産業へとつなげることを強みとしています。

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伴走型技術開発

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お客様の課題に寄り添い、要件定義から運用まで一気通貫でサポート。最先端のAI技術を活用し、現場に最適化されたソリューションを提供します。

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製薬AI事業

製薬業界における様々な業務課題を、生成AIによる技術開発や業務支援プロダクトによって解決します。

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EQUOSは多くの企業とパートナーシップを結んでいます。 ※一部抜粋

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Essencimoが語る、生成AI活用の第一歩と「AI DX寺子屋」導入の実感

Essencimoが語る、生成AI活用の第一歩と「AI DX寺子屋」導入の実感

2025.07.16

■導入企業の紹介 株式会社Essencimoは、2019年4月に設立された、補助金申請支援を主力とする成長企業です。東京・千代田区に本社を構え、約30名の若手中心のチームで運営されています。同社の中心サービス「補助金オフィス」は、年間採択率90%以上という業界屈指の実績を誇り、これまでの累計採択額は15億円以上に達します。ものづくり補助金や事業再構築補助金といった中小企業庁関連の各種補助金申請はもちろん、採択後の報告書作成まで、一貫したサポートを提供しているのが特徴です。経済産業省認定の認定経営革新等支援機関として、数千の全国補助金に対応できる専門性を持ち、一般的な採択率35%を大きく上回る実績で、業界における確固たる信頼を築いています。代表取締役の杉田龍惟氏は東京大学経済学部を卒業後、学生時代から補助金業界に携わり、同社を創業。「社会システムの合理化により、意味のあるシゴトだけに取り組める状態を目指す」という理念を掲げ、表面的な支援に留まらず、企業の根本的な課題解決に注力しています。 ■顕在化した課題 株式会社Essencimoでは、生成AIの本格的な活用に向けて、ある種の壁に直面していました。現場の従業員からは「そもそも生成AIをどう業務に取り入れたらいいのか分からない」という声が聞かれ、AIリテラシーには個人間で大きなばらつきがあるのが実情でした。積極的に使おうとするメンバーがいる一方で、その機能を十分に引き出しきれていないという課題も存在していました。これは、会社全体として生成AIの統一的な活用方針やガイドラインが定まっておらず、個々の取り組みに任されている部分が大きかったためです。結果として、生成AIを導入して業務効率化や新たな価値創造を目指したいものの、具体的な活用方法やその効果をどう測るべきかが不明瞭な状態が続いていたのです。 ■導入の経緯・理由・決め手 このような状況下で、株式会社Essencimoは、生成AIの業務活用を全社的に推進するため、EQUESの**「AI DX寺子屋」**の導入を検討しました。導入の決め手となったのは、まず杉田様からのトップダウンによって、全社的に生成AI活用への意識が高まっていたことでした。この方針を受け、現場の従業員が抱える「何を質問すればいいのか分からない」「どう使っていいか分からない」といった具体的な疑問に対し、テキストベースで個別の相談に応じてもらえる「AIツールコンサル」のような形式が、現状のリテラシーレベルに合わせたサポートとして非常に有効だと判断されました。社内だけではなかなか進まなかったAI活用のノウハウや具体的なアプローチについて、外部の専門家であるEQUESから客観的な知見を得ることで、より効率的かつ効果的に生成AIの導入を進められると期待されたのです。Essencimoでは他に類似のソリューションは検討しておらず、EQUESのサービスが現在の課題解決に最も適していると判断し、導入に踏み切りました。 ■導入後の成果 「AI DX寺子屋」の導入後、株式会社Essencimoの従業員からは具体的な質問がEQUESに寄せられ、それに対しテキストベースで丁寧な回答が提供されました。特に、回答に参考となるURLが添付されていたことは、質問者がさらに深く内容を理解し、自ら調べる上で非常に役立ったと好評でした。 しかし、同時に新たな課題も浮き彫りになりました。それは、Essencimo側の十分なリソースが確保できなかったことや、回答を具体的な業務に落とし込む難しさです。従業員のAIリテラシーに幅があるため、「質問に対する回答を得ても、それを実際にどう業務に活かせばいいか分からない」という声や、「日常的にAIを使っているメンバーでも、現状のAIでできること以上の高度な活用にはまだ至っていない」といった実情も認識されました。一方で、EQUESからの回答が単なる「答え」に留まらず、「なぜその結果になったのか」という技術的な背景や思考プロセスまで丁寧に説明されていた点は高く評価されています。これにより、従業員はAIの特性や限界、そして応用可能性について、より深く考察するきっかけを得ることができました。 ■社内での声 今回の「AI DX寺子屋」の導入について、株式会社Essencimoの従業員からは様々な声が聞かれました。 「AIリテラシーにばらつきがある中で、何を質問すればいいか分からない人にも具体的なヒントが提供され、AI活用のハードルが下がったと感じています。普段からChatGPTを使っている従業員にとっても、より高度な質問や活用方法を模索する良いきっかけになりました。ただ、1ヶ月という期間では、期待するレベルに到達するにはもう少し時間が必要だと感じたのも正直なところです。EQUESからの回答は具体的で、参考リンクの提供があったのも非常に良かったです。自分たちでさらに深掘りして調べる手がかりになりました。また、業務が属人的な部分が多い中、今回の相談サービスを通して、現状の業務でAIが活用できそうな領域を再認識できたのは大きな収穫でした。」 ■今後の展望 株式会社Essencimoでは、今回の「AI DX寺子屋」の活用経験を踏まえ、今後の生成AI活用に関して具体的な展望を抱いています。まず、現状個人に委ねられている生成AIの活用について、会社全体として「どのように活用していきたいのか」という明確な方針を定めることを最優先課題と捉えています。これにより、従業員間のAIリテラシーのばらつきを是正し、全社的なAI活用を推進する強固な土台を築いていく考えです。 次に、ExcelやWord、PowerPointなど、現行業務で頻繁に使用するツールへの生成AIの活用をさらに深化させ、質の高い業務を維持しつつ、一層の効率化を図っていきます。特に、補助金申請書類の作成といった属人的な業務において、現状のAIではまだ代替が難しい部分についても、将来的なAIの進化を見据えつつ、可能な範囲での活用を模索していく計画です。 さらに、補助金情報の収集が情報源ごとに散在しているという課題に対し、自動化の可能性も検討していきます。現時点では人力での収集が中心ですが、将来的には規則性のない情報収集においてもAIを活用できるよう、EQUESのような外部パートナーとの連携も視野に入れています。そして、社内でAI活用を推進するキーパーソンを育成し、「AI DX寺子屋」で得た知見を社内に展開していくことで、さらなるAIリテラシーの向上と、具体的な業務への落とし込みを加速させていく方針です。 株式会社Essencimoは、生成AIの活用を通じて、より効率的で質の高い補助金申請サポートを提供し、顧客企業の成長に貢献していくことを目指しています。

東北電力が語る、AIリテラシー向上を目的とした1Day研修導入とその手応え

東北電力が語る、AIリテラシー向上を目的とした1Day研修導入とその手応え

2025.07.14

■導入会社の紹介 東北電力事業創出部門では、東北・新潟地域におけるスマート社会の実現を目指し、新規事業開発を推進しています。その中で、AI関連サービスとして、GPUクラウドサービスや東北・新潟におけるお客さまへのAIの導入支援を行っています。 ■顕在化した課題 事業創出部門としてAI関連サービスを提供している中で、部門メンバー自身がAIを使いこなす能力をさらに高める必要性を感じていました。特に生成AIの分野においては、基本的な知識から実践的なプロンプトの書き方、そして新規事業開発に活かせる具体的な活用方法まで、体系的な学習機会が求められていました。 ■導入した経緯,理由,決めて EQUES様との出会いは、GPUクラウドサービスの紹介を通じてでした。その後、様々なテーマで協業検討を進める中で、まずは事業創出部門としてAIを使いこなせるようになりたいという思いが明確になり、EQUES様とご相談の上で1Day研修を実施することになりました。 ■導入後の成果 先日実施したEQUES様による1Day研修は、生成AIの基本的な内容に加え、プロンプトの書き方、新規事業開発に活きる生成AIの使い方といった実践的な内容でした。受講者からの評価は非常に高く、研修後には各自が生成AIを活用した業務効率化を進める結果となりました。 ■社内での声 研修の受講者からは、内容が非常に実践的で分かりやすかったとの声が多く聞かれました。各自の業務に直結する生成AIの活用方法を習得できたことで、日々の業務効率化に大きく貢献していると実感しています。部門全体としてAIリテラシーが向上したことを喜んでいます。 ■今後の展望 現在、EQUES様とは、事業創出部門専用のAIモデルの研究やパーソナルLLM構想など、多岐にわたるテーマで協業を検討しています。引き続き、EQUES様と密接に連携し、東北発のスマート社会実現に向けた新たな価値創出を目指していきます。

三菱電機グループ RYODENが語る、生成AI導入の決め手とその成果

三菱電機グループ RYODENが語る、生成AI導入の決め手とその成果

2025.06.30

■導入会社の紹介 株式会社RYODENは、三菱電機グループに属する総合技術商社であり、長年にわたり日本の製造業を支える重要な役割を担ってきました。同社は、基幹事業であるFAシステム、冷熱ビルシステム、エレクトロニクスの技術を基に、スマートアグリや医療ITなど、多岐にわたる分野をカバーしており、製造現場の高度化や省エネ·環境対策の推進に貢献しています。単なる商社にとどまらず、技術提案力やシステムインテグレーション(SI)力に強みを持ち、顧客ごとの課題解決に寄り添う伴走型の提案活動を展開しています。近年では、DX(デジタルトランスフォー メーション)やサステナビリティへの対応にも注力しており、国内外の拠点を活用しながらグローバル規模でのソリューション展開を進めています。2025年3月末時点での従業員数は1,451名、売上は2,157億円に達し、成長を続ける企業です。 ■顕在化した課題 同社の戦略技術センターでは、製造業向けにさまざまな先端ソリューションを提供してきましたが、近年注目されている生成AIに関しては十分な知見がなく、学術的なアプローチが課題となっていました。これまでにAIや機械学習技術を用いたPoC(概念実証)や業務適用は経験があったものの、生成AIについては学術的な検証を行った実績がなく、どうアプローチすべきか、研究の進め方自体に戸惑いがありました。また、製造業向けのソリューション開発においては、社内で保持している技術シーズや独自ノウハウに基づく提案を行っていましたが、それに"生成AI"という新たな付加価値を加えたいというニーズが強まっていました。そのため、技術的な裏付けを持ちつつ、学術的視点から協業できる適切なパートナーを社外に求めていたのです。 ■導入の経緯・理由・決め手 そのような状況下で、同社の戦略技術センターではEQUESとの協業を検討しました。決め手となったのは、EQUESが単なる受託開発ベンダーではなく、学術的な素養を持つ研究者出身のメンバーが在籍していたことです。特にCTOの助田氏は、大学との共同研究や査読付き論文の執筆実績を持ち、学術と実装の両面において強い信頼を置ける存在でした。学術的なアプローチが求められる領域において、その専門性と柔軟性は大きな魅力となり、「ここなら信頼して任せられる」と確信を持って協業をスタートさせました。また、プロジェクトは月額数十万円というスモールスタートから始められ、コスト面でも導入のハードルが低かったことも意思決定の後押しになりました。 ■導入後の成果 プロジェクト開始後、月に1回の定例報告会を開催し、EQUESから進捗や技術的な説明が行われました。その中で特に印象的だったのは、単なる「結果報告」ではなく、課題に対してどのように技術的にアプローチし、どのような前提でその結果が導かれたのかを丁寧に説明してくれた点です。 報告の質が高く、技術的な裏付けを持った説明があったことで、RYODENの技術陣としても深い納得感と安心感を得られました。 ■サービス導入後での声 また、EQUESのサービススタイルも高く評価されました。従来の業務委託型とは異なり、"AI×DX寺子屋"という形で、社内メンバーとEQUESの技術者が密にコミュニケーションを取りながら進める形式が取られました。これにより、社内の技術者が直接EQUESのメンバーと対話できる環境が整い、知識の定着や理解の深まりにもつながりました。技術者同士の会話だけでなく、チームとして複数名でコミュニケーションが取れる体制だったことも、プロジェクトのスムーズな進行に貢献したと考えています。 ■今後の展望 今後は、戦略技術センターとして製造業向けの生成AIソリューションをさらに拡充していく方針です。生成AIの応用範囲は年々広がっており、社内外のデータを活用した提案書作成、画像生成を用いた設計支援、対話型の業務ナビゲーションなど、可能性は無限にあります。EQUESとの協業で得た知見やノウハウを活かし、「AI×DX寺子屋」という共創型の取り組みを通して、さらに価値ある提案を市場に届けていきたいと考えています。

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Member

メンバー

  • 岸 尚希 創業者&​代表取締役 CEO

    東京大学大学院.ex 松尾研プロジェクトマネジャー.
    松尾研起業クエスト1期生.
    松尾研チーフAIエンジニアとして企業との共同研究に従事.その後,現実世界と情報学の融合を志し,計数工学科在学時にEQUESを創業.専門はシステム情報学,特にテラヘルツ波通信とハプティクス(触覚技術).

  • 助田 一晟 創業者&取締役 CTO

    東京大学大学院. ex 松尾研プロジェクトマネジャー
    松尾研起業クエスト2期生.産総研「覚醒」事業採択.
    AIビジネスコンテスト全国優勝後,計数工学科で現CEO岸と出会いEQUESを創業.
    専門は数理情報学であり,クラスタリング最適化や医療AI分野の研究でトップジャーナルや国際会議に採択されている.

松尾 豊

Advisor

アドバイザー

松尾 豊

技術顧問

2007年より,東京大学大学院工学系研究科准教授. 2019年より教授. 専門分野は,人工知能,深層学習,ウェブマイニング. 人工知能学会からは論文賞(2002年),創立20周年記念事業賞(2006年),現場イノベーション賞(2011年),功労賞(2013年)の各賞を受賞. 2020-2022年,人工知能学会,情報処理学会理事. 2017年より日本ディープラーニング協会理事長. 2019年よりソフトバンクグループ社外取締役. 2021年より新しい資本主義実現会議 有識者構成員. 2023年よりAI戦略会議座長.

Column

コラム

【AI 仕事】AIに奪われる不安を完全払拭!活用術を学びキャリアを築く方法

2025.08.07

近年、AI技術の発展は目覚ましく、私たちの生活や仕事に大きな変化をもたらしています。特に「AIに仕事が奪われるのではないか」という不安を抱いている方も少なくないのではないでしょうか。しかし、AIは私たちの敵ではなく、むしろ強力なパートナーとなり得る存在です。この記事では、AIが私たちの仕事にどのような影響を与え、どのように変化させていくのかを具体的に解説します。そして、AI時代を生き抜くために必要なスキルやキャリア構築のステップを明確にお伝えすることで、あなたのAIに対するネガティブな感情を払拭し、AIを活用してスキルアップしていくための意識づけを促します。この記事を読み終える頃には、あなたはAIとの共存の道筋を見つけ、未来のキャリアを前向きに築いていくための具体的な行動を始めることができるでしょう。 AIは私たちの仕事をどう変えるのか? AI技術の進化は、多くの職種に影響を与え、仕事のあり方を根本から変えようとしています。私たちはこの変化を理解し、適切に対応していく必要があります。弊社(株式会社EQUES)は、日々様々な会社からご相談を受ける中で、AIが代替できる業務を多く見聞きし、実際に開発をしています。これからの社会では、多種多様な、今まで人間が行ってきた業務をAIが代わりにこなすようになるでしょう。そんな中で、我々人間の仕事として残り続けるものはなんでしょうか?また、伸ばしていくべき能力はなんでしょうか?この記事の中には、皆様のAIに対する漠然とした不安を払拭できるような情報を記述しました。この記事を読み終わる頃には、これからの時代に向けて、どのような心構えで、どのような能力をつけていけば良いかを知ることができるでしょう。 AIに代替される仕事、新たに生まれる仕事 AIの導入により、これまで人間が行っていた定型的な業務やデータ処理の一部は自動化されつつあります。これにより、以下のような仕事はAIに代替される可能性が高いと言われています。 データ入力 経理処理 カスタマーサポート(FAQ対応など) 単純な事務作業 上記の様な、豊富なデータの蓄積があり、かつ多くの量をこなさなければならない様な業務はまさにAIにとって行いやすい領域の業務となります。一方で、AIの登場によって、新たな仕事やこれまで以上に人間ならではのスキルが求められる仕事が生まれています。例えば、以下のような仕事が挙げられます。 AI開発者、AIエンジニア AI倫理学者 データサイエンティスト AIを活用したコンサルタント クリエイティブな企画、戦略立案 複雑な問題解決や意思決定を伴う業務 人のマネジメント 上記の例以外にも、AIが実社会に浸透していくほど、今までの常識とは異なる職業が数多く生まれてくるでしょう。しかし、AIはあくまでツールであり、人間の創造性や共感力、感情などを含んだ複雑な状況判断能力をまだ完全には代替することはできません。そういったスキルは「コミュニケーション能力」と言われることも多いですが、人間ならではのスキルとして、また、あなた特有のスキルとして、コミュニケーション能力を持つことは、AIが台頭する社会では、より重要なものになっていきます。AIは現代の人間の仕事を効率化し、人間はより感覚的な領域で、より個人の特色の出る業務に時間を使うことができる様になるでしょう。 AI時代を生き抜くための必須スキル AIは確かに便利な道具ですが、AIに全ての業務を行わせていては、AIに仕事を奪われる不安は払拭できません。AIを最大限活用しながらも、全てを代替させないことが重要になってきます。AI時代において、単にAIの知識があるだけでなく、AIを「使いこなす」能力が不可欠となってきます。この章では、AI時代に求められる具体的なスキルをご紹介します。 1. デジタルリテラシーとAIの基礎知識 AIの仕組みや活用方法に関する基本的な理解は、もはや必須です。AIツールを効果的に活用するためには、その特性や限界を把握しておく必要があります。 2. 問題解決能力と批判的思考 AIはデータに基づいて最適な答えを導き出しますが、その答えが常に正しいとは限りません。AIが提示した情報を鵜呑みにするのではなく、多角的に検証し、自ら考えて最適な解決策を見出す能力が重要になります。 3. コミュニケーション能力と協調性 AIと共存する社会では、AIを開発するエンジニアやAIを活用する業務担当者など、多様な人々との連携が不可欠です。また、プロンプトなどのAIとのコミュニケーションにも、AI用のコミュニケーション術が必要です。円滑なコミュニケーションを通じて、AIを活用したプロジェクトを推進していく能力が求められます。 4. 継続的な学習意欲と適応力 AI技術は日々進化しており、新たなツールや活用方法が次々と登場しています。変化の速い時代において、常に新しい知識を吸収し、変化に対応していく柔軟な姿勢が重要です。 AIによって仕事が奪われるは嘘!?正しいAIの未来との付き合い方とは? AIは確かに、仕事の内容を変えるでしょう。今ある仕事が無くなる、もしくは別の形に変わる方も多いかもしれません。 しかし、新しい技術が生まれ、将来への不安が生まれたことは過去にもありました。例えば、産業革命における機械化や、インターネットの普及による情報化は、一部の仕事を変容させましたが、結果として新たな産業や職業を数多く生み出し、社会全体の発展に貢献してきました。 AIの誕生は、多くの人に不安を感じさせるような大きな出来事ですが、AIによって生まれる仕事は、AIによって無くなる仕事よりも遥かに多いでしょう。さらに、今よりも自分にあった仕事内容で、人間にしかできない活動を、業務上のみならず、生活の上でも行えるようにするのがAIの力でもあります。だからこそ、AIを敵とみなし、敬遠するのではなく、世界の流れに乗り、AIを便利な道具として最大限利活用していくことが、これからの日本社会の発展には重要なのではないでしょうか? ここまでの記事では、AIが代替する仕事や、新しく生まれる仕事、AI時代に必要な知識と専門性についてお話ししてきました。次章では、企業と個人という二つの視点から、AIをどの様に受け入れていけば良いかについてお話ししてきます。 企業と個人が心がけるべきこと AI時代をより良く生きるためには、個人だけでなく、企業もまた変化に対応していく必要があります。 企業が心がけるべきこと 企業は、AIツールを単に導入するだけでなく、従業員がそのツールを最大限に活用できるような環境を整えることが重要です。 AIツールの導入支援と教育体制の強化: 新しいAIツールを導入する際には、従業員への説明会や研修を定期的に実施し、ツールの使い方だけでなく、そのツールが業務にどう貢献するのかを具体的に示す必要があります。 弊社では、AIDX寺子屋というサービスをリリースしており、AIツールの導入支援から従業員への伴走支援サービスまで、企業のAI活用を包括的にサポートするプランを設けており、比較的リーズナブルな金額設定で社内のAI人材の育成を行わせていただきます。 AIを活用した新たなビジネスモデルの構築: AI技術を単なる業務効率化に留めず、新たな製品やサービスの開発、ビジネスモデルの変革に繋げる視点を持つことが重要です。弊社では、お客様のビジネス課題に合わせたAI開発も手掛けておりますので、お気軽にご相談ください。(お問い合わせフォームはこちら!) 従業員のリスキリング支援: AIによって業務内容が変化する可能性のある従業員に対して、新たなスキル習得のための教育機会や費用補助など、積極的にリスキリングを支援する体制を構築することが求められます。 個人が心がけるべきこと 個人は、自らのキャリアを主体的に考え、AIと共存するためのスキルを磨く必要があります。 「学び続ける」意識を持つ: AI技術は常に進化しています。一度学んだら終わりではなく、常に新しい情報をキャッチアップし、自身のスキルをアップデートしていく意識が不可欠です。 AIを「道具」として捉える: AIは万能ではありません。AIの得意なことと不得意なことを理解し、自身の業務にどのように取り入れるか、どのようにAIと協働していくかを常に考えることが重要です。 人間ならではの強みを磨く: 創造性、共感力、倫理観、マネジメント、複雑な状況判断、人とのコミュニケーションなど、AIには代替できない強みをさらに磨くことで、AI時代においても価値ある人材として活躍できます。 まとめ AIの進化は、私たちの仕事のあり方を大きく変えつつありますが、決して不安を抱く必要はありません。AIは私たちの仕事を奪うものではなく、むしろ強力なパートナーとして、私たちの可能性を広げてくれる存在です。 本記事では、AI時代に必要なスキルとして、デジタルリテラシー、問題解決能力、コミュニケーション能力、クリエイティビティ、そして継続的な学習意欲を挙げました。そして、AIの基礎学習から実践、情報収集、ネットワーク構築まで、具体的なキャリア構築のステップをご紹介しました。 AI時代を生き抜くためには、個人が積極的にスキルアップを図るだけでなく、企業もまたAI導入支援や従業員のリスキリングを推進することが不可欠です。株式会社EQUESは、AIツールの導入支援から開発、そして従業員への伴走支援まで、お客様のAI活用を全面的にサポートいたします。(弊社HPはこちら) AIを味方につけ、新たな時代のキャリアを積極的に築いていきましょう。 お問い合わせはこちらから

AIの各種ビジネス活用のイメージ

生成AIおすすめ比較|目的別に選べる無料・有料ツール

2025.07.31

*生成AIの進化により、誰でも手軽に文章作成や画像生成、動画編集といった高度な作業を自動化できる時代が到来しました。しかし、「どのツールを使えばいいのか分からない」「無料と有料で何が違うの?」「業務で使うにはセキュリティ面が不安」など、実際に導入を考えると迷いや不安も多いのが現実です。 この記事では、「生成AI おすすめ」「生成AI 無料」「生成AI 比較」といったニーズをもつ初心者から業務担当者までの方に向けて、目的別の生成AIツール選びのポイントや、おすすめツールの比較一覧、有料ツールとの違い、導入後の活用方法までを分かりやすく解説します。 さらに、「無料ツールでは物足りない」「独自業務に最適化されたAIが必要」と感じている方には、カスタムAI開発や専門家の支援といった選択肢も紹介します。 生成AIについての詳しい解説はこちら! 生成AIツール選びで失敗しない5つのポイント 生成AIツールは日々進化を続けており、用途・機能・料金体系などもさまざまです。だからこそ、目的に合わないツールを選んでしまうと「思ったほど使えなかった」「日本語が不自然だった」「業務で使えなかった」といった失敗につながりがちです。 ここでは、自分に合った生成AIツールを見極めるための5つの重要なポイントを紹介します。 1. 自分の目的を明確にする まず大切なのは、「何のために生成AIを使いたいのか」を明確にすることです。文章作成、画像生成、動画編集、資料作成など、ツールごとに得意分野が異なります。 たとえば: ブログやSNS投稿用の文章なら ChatGPT や Notion AI イラストやデザインなら Midjourney や Canva AI 動画編集なら Runway や Pictory (聞きなれないツールもあるかもしれませんがこれらのAIツールについては後半で詳しく解説しています) というように、目的に応じて適したツールは変わります。あれもこれもできる“万能ツール”を探すより、自分の作業に最もフィットするツールを選ぶことが満足度につながります。 2. 使いやすさ・UIのわかりやすさ 機能が豊富でも、使い方が難しいと結局活用できなくなってしまいます。初めて使う方やテクノロジーに不慣れな方にとっては、操作画面が直感的で分かりやすいかどうかは非常に重要です。 特に注目したい点は: チュートリアルやテンプレートの有無 日本語メニューの有無 操作回数が少なくても成果物が得られるかどうか 無料版で一度試してみるのも有効な手段です。 3. 日本語対応・サポート体制 海外製ツールの場合、日本語の出力精度やUI(ユーザーインターフェース=操作画面の見た目や使いやすさ)の日本語対応は要チェックポイントです。ツールによっては、日本語での入力に対して不自然な文章が生成されることもあります。 また、有料版を検討する場合は、サポート体制の有無や対応言語も確認しておきましょう。企業利用であれば、日本語で問い合わせできるかどうかは特に重要です。 4. セキュリティ・商用利用の可否 業務利用や副業での活用を考える場合、セキュリティや著作権まわりも見逃せません。たとえば: ユーザーが入力した情報はどのように扱われるか(保存・*学習対象になるか)(*学習とは:AIは実際にある大量のデータからパターンなどを学習することで出力の精度を上げていきます。自分や企業の重要な情報を入力する際にそれがデータとして学習されてしまう=データとしてAI側に残ってしまうとなるとこれは大きな損害につながる恐れがあります。) 生成されたコンテンツを商用で利用しても問題ないか 有料プランにしないと商用利用が認められない場合もある 利用規約やプライバシーポリシーを確認し、不安があれば公式FAQやサポートに問い合わせておきましょう。 5. 無料・有料の違いと費用感のバランス 多くの生成AIツールは無料プラン(フリーミアム)を提供していますが、無料でできることには制限があります。たとえば、以下のような違いがあります: 項目無料プラン有料プラン利用回数制限あり無制限 or 高上限機能一部制限ありフルアクセス出力品質ベーシック高品質モデル商用利用非対応が多い対応あり 予算に応じて「まず無料で試して、必要に応じて有料に切り替える」といった段階的な利用もおすすめです。 【目的別】おすすめ生成AIツールまとめ 1. 文章生成ツール(2025年版) (1) ChatGPT(OpenAI) ※ChatGPT公式ページから画像引用 特徴: 会話、要約、翻訳、コード生成、アイデア出しなど多用途に対応。特にGPT-4oモデルは応答速度・精度ともに優秀で、音声や画像の理解も可能。ChatGPT上でDALL·Eやコード実行も利用可。 価格: 無料プラン:GPT-3.5/GPT-4o mini Plusプラン:月20ドル(GPT-4o含む) Proプラン:月200ドル(API/企業用途向け) 日本語対応: ◎(自然かつ精度も高い) 商用利用: ◎(Plus以上が推奨) (2) Notion AI ※Notion AI公式ページから画像引用 特徴: Notion内の文章補助機能として統合されており、要約・議事録作成・文章改善などを自動化。日本語の文脈理解も比較的高い。テンプレートとの組み合わせで業務効率を向上可能。 価格: ビジネスプラン以上に含まれる(約月20ドル~) 日本語対応: ◎ 商用利用: ◎(法人利用実績も多数) (3) Writesonic ※Writesonic公式ページから画像引用 特徴: 広告コピー・商品説明・ブログ記事などのマーケティング文書に特化。ターゲット別のトーン調整やSEO対策機能も搭載。 価格: 無料プランあり(制限付き) Lite:月16ドル~ Standard:月79ドル~ 日本語対応: △(翻訳は可能だが自然さにやや難あり) 商用利用: ◎ 2. 画像生成ツール (1) Midjourney ※Midjourney公式ページから画像引用 特徴: アート性・独創性に優れた画像生成で、イラスト・ポスター・SNS用アートなどに人気。英語でのプロンプト設計が必要だが、細かなスタイル調整が可能。 価格: Basic:月10ドル~ Standard:月30ドル~(Discord経由で利用) 日本語対応: △(英語での入力が前提) 商用利用: ◎(Pro以上で非公開生成可) (2) DALL·E(OpenAI) ※DALL·E公式ページから画像引用 特徴: 現実的で明瞭な画像生成が得意。画像編集(inpainting)やChatGPT連携での利用が可能で、プロンプトは日本語でも対応。UIもシンプル。 価格: ChatGPT Plus(月20ドル)に含まれる Bing経由での無料利用も可能(制限あり) 日本語対応: ◎ 商用利用: ◎ (3) Canva(Canva AI機能) ※Canva公式ページから画像引用 特徴: デザインテンプレートと生成AIを統合。SNS用バナーや資料、名刺などがAI補助で簡単に作れる。生成AIは画像・文章両方に対応。 価格: 無料プランあり(生成回数制限) Pro:年11,800円(または月1,500円前後) 日本語対応: ◎(全UIも日本語化済み) 商用利用: ◎ 3. 動画生成ツール (1) Runway ※runway公式ページから画像引用 特徴: 映像生成(text-to-video)や、背景除去、スタイル変換など高度な映像編集が可能。AI生成動画(Gen-2)も商用可で、映像業界でも注目。 価格: 無料プランあり(制限付き) 有料:月15ドル~ 日本語対応: △(操作UIは英語) 商用利用: ◎ (2) Pictory ※Pictory公式ページから画像引用 特徴: 記事やスクリプトを読み込むだけで自動的に動画を生成。特にYouTube用ショート動画や解説動画に向く。AI音声や字幕生成にも対応。 価格: Starter:月29ドル~ Pro:月59ドル~(無料トライアルあり) 日本語対応: △(操作は英語だが出力は可) 商用利用: ◎ (3) synthesia ※synthesia公式ページから画像引用 特徴: AIアバターによるナレーション付き動画を簡単に作成。教育・研修・マニュアル動画に最適。日本語音声にも対応したアバターが存在。 価格: Starter:月2,980円(年払) Creator:月10,490円(年払) 日本語対応: ◯(一部の音声で対応) 商用利用: ◎ 4. プレゼン・資料作成ツール (1) Beautiful.ai ※Beautiful.ai公式ページから画像引用 特徴: テーマに沿って自動的に美しいスライドを作成。ビジネス向けプレゼン・提案書のフォーマットとして人気。 価格: 月12ドル〜(要確認) 日本語対応: △(入力は可だがUIは英語) 商用利用: ◎ (2) Tome ※Tome公式ページより画像引用 特徴: ストーリーテリング重視のプレゼン資料をAIが自動生成。直感的な操作でビジュアルに優れたスライドが作れる。 価格: 無料プランあり 有料プラン:月10ドル〜(機能拡張) 日本語対応: △(出力は対応、UIは英語) 商用利用: ◎ (3) Gamma ※Gamma公式ページより画像引用 特徴: ノート型の構成とスライド型の表示を組み合わせた革新的なプレゼン形式。情報の展開性や対話型提案に向く。 価格: 無料プランあり 有料プラン:月8ドル〜 日本語対応: △ 商用利用: ◎ ※次章では、これらのツールを用途や機能別に比較できる「一覧表」を通じて、自分に最適なAIツール選びを支援します。目的や予算に応じて最も効果的な選択を見極めていきましょう。 各種生成AIツールの比較表(2025年6月版) カテゴリツール名特徴価格帯日本語対応商用利用文章生成ChatGPT(OpenAI)多用途・高精度な文章生成無料(GPT-3.5/4o mini)Plus: 月20ドルPro: 月200ドル 他◎◎(Plus以上推奨)Notion AI議事録や要約に強く、Notion内で使えるビジネスプラン以上(月約20ドル~)◎◎Writesonicマーケ向け文書に特化(コピー・ブログ等)無料ありLite: 月16ドル~Standard: 月79ドル~△◎画像生成Midjourney芸術性が高くSNS向き有料のみ:Basic: 月10ドル~Standard: 月30ドル~△(英語推奨)◎(Pro以上で非公開可)DALL·E(OpenAI)現実的な画像、ChatGPT内で使用可能ChatGPT Plus(月20ドル)に含むBing経由は無料◎◎Canva(AI機能)デザイン+画像生成の一体型無料(生成50回/月)Pro: 年11,800円(月約9.83ドル)◎◎動画生成Runway映像編集や背景除去など多機能無料あり有料: 月15ドル~△◎Pictoryテキスト→動画の自動生成無料ありStarter: 月29ドル~Pro: 月59ドル~△◎SynthesiaAIアバターによるナレーション動画作成Starter: 月2,980円(年払)Creator: 月10,490円(年払)◯◎プレゼン生成Beautiful.ai美しいスライドを自動生成月12ドル〜(要確認)△(入力可)◎(要確認)Tomeストーリー型プレゼン資料作成無料あり有料: 月10ドル〜(要確認)△◎Gammaノート+スライド型資料の生成無料あり有料: 月8ドル〜(要確認)△◎ 解説:どのAIツールを選ぶべきか? この比較表から分かるように、生成AIツールは用途ごとに最適な選択肢が異なります。たとえば、 幅広い文章生成が必要なら ChatGPT(特にPlus以上)がもっとも汎用性が高く、ビジネス利用にも安心です。 議事録や社内文書中心なら Notion AIが自然な選択ですが、2025年以降はビジネスプラン以上の契約が前提になります。 クリエイティブな画像制作にはMidjourneyが強力ですが、商用での非公開生成にはProプラン以上が必要な点に留意が必要です。 手軽に資料作成やSNS画像制作を行いたい場合は、Canvaがデザイン初心者にも扱いやすく、コストパフォーマンスにも優れています。 動画生成を試したい場合、PictoryやRunwayは無料プランでも触れやすく、ビジネス用途の動画素材作成にも有効です。 ナレーション付きの動画資料を作りたい場合は、Synthesiaが特に社内研修やマニュアル動画に適しています。 一部のツール(Beautiful.aiやTome、Gamma)については、まだ日本語対応や商用条件が流動的であるため、導入前に公式サイトで最新の情報を確認するのが賢明です。 無料ツールの賢い使い方と注意点 生成AIツールの多くは、無料でもある程度の機能を使うことができます。しかし、無制限に使えるわけではありません。私はよく無料プランでChatGPTを使っていましたがサーバが混雑している時だと30分ほどで制限に達して使えなくなってしまいます...。この章では、無料ツールを最大限に活用するコツと、有料化を検討すべきタイミングを整理します。 1. 無料版でも十分使えるケースとは? 無料プランでも基本的な機能に触れることができるツールは多く、以下のような目的であれば十分に活用可能です。 アイデア出しや下書き用途(例:ChatGPT-3.5での簡易な文章生成、Canvaのテンプレート使用) 少量の作業やお試し利用(例:Pictoryでの短い動画生成、Midjourneyの初期トライアル) 個人の学習・練習用途(例:Notion AIでのメモ整理や要約、Beautiful.aiでのスライド作成) 業務に直接組み込まず、補助的に使う場合 向いている人: はじめてAIツールを試す人 学生・個人事業主などでコストを抑えたい人 少量・非商用の作業を行う人 2. 無料利用の限界と注意点 便利な無料版にも、以下のような制限があります。 制限内容具体例生成回数の上限ChatGPT(GPT-4o):無料でも回数制限あり、ピーク時は使用制限されることも機能制限Midjourney:無料プランは実質廃止に近く、生成不可のことが多い保存・共有機能の制限Pictory:無料版では動画の長さや解像度に制限日本語対応が不完全多くの海外製ツールでは、日本語での操作性や出力精度が劣ることも商用利用に制限ありツールによっては無料版での商用利用が認められていない場合あり(利用規約要確認) また、AIモデルやプロンプト履歴(入力の履歴)がクラウドに保存されることが多いため、機密情報の入力は控えるべきです。 3. 有料プランへの切り替えタイミングの目安 無料で始めた後、以下のような状況に当てはまる場合は有料プランの検討をおすすめします。 (1) 業務やプロジェクトでの継続利用が前提 → 例:月に何十本もコンテンツを作成する、クライアントワークにAIを活用する (2) 商用利用・外部公開を前提とした成果物を作成したい → 無料版は利用ライセンスに制限があるケースが多いため、事業利用時は確認が必須です。 (3) 処理速度・精度・安定性を求めたい → GPT-4oやRunwayの上位機能などは、有料プランでないと快適に使えない場合が多いです。 (4) チームでの共同作業や履歴管理が必要 → Notion AIやCanvaなど、チームプランでのドキュメント共有や権限管理ができるようになります。 ☆ 無料→有料の賢い移行ステップ まず無料で試す(基本機能を十分体験) 使用頻度や効果を測る(作業効率がどの程度向上したか) 料金体系と利用目的を照らす(月額費用と得られる価値のバランスを見る) 必要最小限のプランで始める(高額プランより、小規模プランで様子を見るのが安全) 既製の生成AIツールでは足りない場合の選択肢 生成AIツールは進化し、多くの業務に即導入できる利便性を持っています。しかし、実際の現場では「既製ツールだけでは対応しきれない」という課題に直面するケースも少なくありません。この章では、そうした限界をどのように乗り越え、自社に最適なAI活用を実現するかを解説します。 1. なぜ「既製ツール」では限界が来るのか 多くのAIツールは汎用性が高い一方で、以下のような業務課題には対応しづらい傾向があります。 限界の要因具体的な課題例業務プロセスへの適合性特定の業務フローに沿った出力や動作ができない(例:業界特有の文書形式、社内独自の判断基準)セキュリティ・機密性クラウド型ツールでは社外へのデータ送信が必要になり、情報管理リスクが発生独自データの活用不可自社データ(顧客DB、議事録、過去文書など)を学習させたパーソナライズドな回答ができないUIや連携の制約社内システムと連携できない/使い勝手が現場のスキルやワークフローに合わない このような背景から、既製のツールでは「あと一歩足りない」と感じる現場が増えています。 2. 独自業務に最適化する「カスタムAI開発」という選択肢 こうした課題を解決する手段として注目されているのが、自社業務に特化した「カスタムAI」の導入です。これは、汎用の生成AIをベースにしながら、以下のようなカスタマイズを加えることで業務に密着させる手法です。 独自データによる追加学習・ファインチューニング → 社内用語やナレッジに特化した回答が可能に 業務フローや操作UIのカスタマイズ → 作業ステップに合わせた出力、簡易入力フォームの作成など 既存システムとの連携 → チャットボットが社内DBにアクセスして回答、ワークフローと自動連携 カスタムAIは、単なる「便利な道具」から、「業務そのものを進化させる仕組み」へと変化させる可能性を秘めています。 3. 自社に合わせたAI導入には、プロによる「伴走支援」が有効 とはいえ、自社でゼロからAIを設計・開発・運用するのは簡単ではありません。そこで有効なのが、AI導入に知見を持つ外部パートナーの活用です。 特におすすめなのは、以下のような「伴走型支援サービス」です: 支援内容期待できる効果業務要件の整理・設計支援どこにAIを入れると効果が高いかを可視化PoC(検証)→スモールスタート無駄なコストをかけず段階的に導入できる運用後の改善・学習支援導入後の継続的改善、利用促進の支援 技術に強いパートナーと協力することで、AIの“使いどころ”と“作りどころ”を見極め、無理なく成果を出せる仕組みを構築できます。 ・ 自社のAI活用を次のステージへ進めるなら 既製ツールの限界を感じたときこそ、自社ならではのAI導入を検討する好機です。独自の業務プロセスや社内資産を活かし、AIで差別化された業務基盤をつくるために、外部のプロフェッショナルとの協業をぜひご検討ください。 生成AIのカスタム導入やPoC検討にお悩みの方へ 貴社の課題に寄り添い、最適なAI活用をご提案する「伴走型支援プログラム」をご案内しています。お気軽にご相談・お問い合わせください。 導入相談はこちら 【まとめ】あなたに最適な生成AIツールを選ぶために 生成AIは、文章・画像・動画・資料作成など、幅広い分野で私たちの創造性や業務効率を飛躍的に高めてくれる存在です。しかし、その恩恵を最大限に活かすためには、自分の目的・スキル・予算に合ったツールを選ぶことが何より重要です。 本記事では、目的別におすすめツールを比較し、それぞれの特徴や料金、日本語対応、商用利用の可否などを紹介してきました。無料ツールにも優れたものがありますが、精度や機能、ビジネス利用の観点からは有料版の価値も見逃せません。 また、既製ツールで対応できないニーズ(独自データの活用や特殊な業務フローなど)がある場合には、カスタムAIの開発や専門家との相談も有効な選択肢です。 ・あなたの業務や活動に本当に合ったAIツールを、一緒に見つけてみませんか? 「無料ツールを色々試したけれど、うまく活用しきれない」「AI導入後までサポートが欲しい」——そんな方は、私たちの生成AI活用支援サービスをご活用ください。 ツールの選定・導入のご相談はこちら

最適なAI導入を導く!AIコンサルティングで実現する課題解決と成長戦略

2025.07.31

「AIを導入したいけれど、何から始めればいいかわからない…」「すでにAIを導入したものの、期待した効果が得られていない…」 もし、あなたがそう感じているなら、それは決してあなただけの悩みではありません。多くの企業が、AIの可能性を感じつつも、具体的な導入や活用に課題を抱えています。 AI技術は目覚ましい進化を遂げていますが、その導入は決して簡単な道のりではありません。企業の数だけ異なる課題があり、最適なAIの形もまた異なります。ですが、AIをうまく活用することができれば、大きな恩恵を受けることができる。これもまた事実です。だからこそ、第三者の視点と専門知識を持ったAIコンサルティングのニーズが高まっているのです。 この記事では、AIコンサルティングがどのようにあなたの会社の課題解決を支援し、成長へと導くのかを具体的に解説します。AI導入の一歩を踏み出す勇気と、その先の明るい未来を一緒に描きましょう。 AIの導入・開発フローについて知りたい方はこちらをご覧ください。 【AI開発】基礎から徹底解説!生成AIの導入、開発までの流れまでをわかりやすく AIについてのおさらい AIとは別名Artificial inteligence(アーティフィシャルインテリジェンス)といい、広く人工知能として親しまれている技術です。定義としては、「大量の知識データに基づき、高度な推論を正確に行うことを目指す技術の総称」とされており、多くのデータを学習させることで、人間に似た振る舞いをするコンピュータとなっています。近年、大幅に認知を広げているChatgptやgeminiは、LLMと呼ばれる生成AIの一種で、従来のAIが得意とする「分析・予測」を中心とする領域のみならず、アートなど創造的な仕事まで、幅広く使用することができるようになりました。そんなAIを実際の業務において使用するためには、どのような知識が必要でしょうか?次章ではAIコンサルティングのその内容と選び方について、お伝えしていこうと思います。 AIにおけるコンサルティングとは?  AIコンサルティングとは、企業がAI技術を効果的に導入・活用し、ビジネスの課題解決や新たな価値創造を実現するための専門的な支援サービスです。企業のビジネスモデルと課題を深く理解したコンサルタントが、最適なAI戦略策定からシステム開発・導入方法、運用、効果測定まで、実際の開発直前までを支援します。 AI導入のコンサルティングのニーズが高まっている背景 AIコンサルティングのニーズが高まっている背景とは、一言で言ってしまえば、AI人材の不足です。AI導入とは言っても、そもそもAIが業務のどこに使えるのか、そもそもAIとはなんなのか、何ができるのか。こういったAIに関する基礎的なものも含めた専門知識を持つ人材の不足や、自社に最適なAIの選び方、導入・運用方法がわからないといった課題が多く存在します。そして近年の労働人口の減少や、働き方改革の推進、そしてデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速といった社会的な背景から、専門的な知識と経験を持つAIコンサルティングへのニーズが急速に高まっているのです。 AI導入におけるよくある失敗例とその原因  AI導入には大きな期待が寄せられる一方で、以下のような失敗例も少なくありません。 目的の不明確化: 何を解決したいのかが曖昧なままAIを導入し、効果を実感できない。 データ不足・データ品質の低さ: AIの学習に必要なデータが不足していたり、データの質が悪く、期待通りの精度が出ない。 現場の理解不足・協力体制の欠如: 現場のニーズを考慮せずに導入を進めたため、利用が進まない。 費用対効果の検証不足: 導入コストばかりがかかり、期待したほどの効果が得られない。 これらの失敗の多くは、事前の検討不足や専門的な知識の欠如が原因と言えます。 AIにおける業務改善が成功する企業の共通点  一方で、AI導入による業務改善に成功している企業には、いくつかの共通点が見られます。 明確な目的意識: AIを導入することで何を達成したいのかが明確になっている。 データドリブンなアプローチ: 質の高いデータを活用し、客観的な判断に基づいたAI導入を進めている。 現場との連携: 現場のニーズを丁寧にヒアリングし、共にAI活用を進めている。 段階的な導入と検証: スモールスタートで効果を検証しながら、徐々に適用範囲を拡大している。 これらの共通点からもわかるように、AI導入を成功させるためには、戦略的な計画と専門的なサポートが重要になります。AI導入は事前の準備で是非が決まると言っても過言ではありません。そこで一つの選択肢としてあるのがAIコンサルティングです。次章では、そんなAIコンサルティングの選定方法についてお話ししていきます。 AI開発・導入に関する詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。 【AI開発】基礎から徹底解説!生成AIの導入、開発までの流れまでをわかりやすく AIコンサルティング会社を選ぶ際のチェックポイント  数多くのAIコンサルティング会社が存在する中で、自社に最適なパートナーを選ぶためには、以下の点を考慮することが重要です。 専門性と実績: 特定の業界や技術領域における専門性や実績があるか。 提案力: 自社の課題を深く理解し、最適なソリューションを提案してくれるか。 コミュニケーション能力: こちらの意図を正確に理解し、円滑なコミュニケーションが取れるか。 費用対効果: サービスの費用と期待できる効果が見合っているか。 自社で取り組む vs 外部に委託するメリット・デメリット  AI導入を検討する際、「自社で取り組む」か「外部に委託する」かという選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。 メリットデメリット自社で取り組む自社のニーズに合わせた自由な取り組みが可能、コストを抑えられる可能性専門知識を持つ人材の確保が難しい、時間と労力がかかる、成功の保証がない外部に委託する専門的な知識や経験を活用できる、効率的に導入を進められる、客観的な視点を得られる。コストがかかる、自社のノウハウが蓄積しにくい可能性がある、コミュニケーションコストが発生 多くの企業にとって、初期段階での専門的なサポートは、AI導入の成功確率を高める上で非常に有効と言えるでしょう。 AI導入に悩めるあなたにぴったりのAIコンサルティングサービスAIDX寺子屋 株式会社EQUESは、AIやDXにまつわるご相談を承る「AIDX寺子屋」というサービスを提供させていただいており、月々10万円から、チャットでAIの専門家集団に相談し放題+1時間のオンラインミーティングが可能です。戦略策定から※システム開発、導入・運用までを一貫してサポートし、お客様のAI導入を成功へと導きます。 ※システムの開発からは別途料金がかかります 具体的な質問としては以下のようなものが挙げられます。Q. AIチャットボットを導入したのですが、思った通りに回答してくれません。どうすればいいですか? 現状の生成AI(LLM)では、お客様専用のデータ(PDF、Excel、Word etc)を十分に読み取ることができないため、「データは入れたのに回答として出力されない」というケースが発生してしまいます。EQUESでは、生成AIに合わせたデータ整備のノウハウを持っているため、「欲しい答えが返ってくるチャットボット」の構築を提案させていただきます。 Q. AI販売予測ツールを導入したのですが、予測精度が上がりません。データが不足しているのでしょうか? A. AIツールの精度は、様々な要素の積み重ねで変化するケースが大半で、詳細な原因究明が必要です。また、データが不足している場合は、生成AIを使ったデータの生成・合成や、拡張を行うことで精度が大幅に改善する可能性がございます。是非、お問い合わせください。 Q.  AI画像認識をやってみたいのですが、学習に必要なデータを集めるのに困ってます。何かいい方法はありませんか? A. お客様のご要件・ユースケースによってデータの量や種類が変化いたしますので、一度お打ち合わせさせていただきたいです。また、昨今はLLMでのマルチモーダル機能やOCR技術が日々進歩しておりますので、アプローチ方法からご提案させていただけますと幸いです。 Q.  AIツールを使ってみたいのですが、セキュリティに不安があり、詳しく教えてください。 A. 是非一度、お打ち合わせにて説明させていただきます。LLMのオプトアウト機能だけでなく、オンプレ環境での構築(これやってますか、、?)やローカルでの検証等、アプローチ方法からご提案させていただけますと幸いです。AI×DX寺子屋では、基礎的な「AIとはなにか?」「何かいいツールある?」などの質問から、「〇〇の内容でAIを使っているんだけど欲しい答えが出ない」「うちは〇〇のような業務を行っていて、この部分の業務とAIが相性が良い気がするんだけど、どうマッチできるかな?」などの具体的な内容まで、幅広くご対応が可能です。より詳しい情報や弊社の支援事例については、ぜひ弊社のウェブサイト(EQUES)をご覧ください。 まとめ この記事では、AI導入を検討する企業が抱える疑問や不安に対し、AIコンサルティングの役割やメリット、そしてコンサルティング会社を選ぶ際のポイントについて解説しました。 改めて、AIコンサルティングは、社内のAI導入の検討や、開発などをする際に、効率よく知識不足や懸念点を補える重要な一手となります。 もしあなたが、AI導入に一歩踏み出せずにいたり、現状のAI活用に課題を感じているのであれば、ぜひ一度、私たち株式会社EQUESにご相談ください。お客様のビジネスの可能性をAIで最大限に引き出すお手伝いをさせていただきます。 お問い合わせはこちらから!

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