「TOKOWAKA-MIE 事業共創推進事業」に採択
2024年2月20日
東大松尾研発AIスタートアップ・株式会社EQUES(本社:東京都文京区、代表取締役:岸尚希、以下「EQUES」)は、万協製薬株式会社(本社:三重県多気郡、代表取締役:松浦 信男、以下「万協製薬」)と、AIによる品質保証業務の効率化に関する実証実験を開始したことをお知らせいたします。本プロジェクトは、令和5年度『TOKOWAKA-MIE 事業共創推進事業』の採択事業として実施されます。
■ EQUESの進める「品質保証×AI」
医薬品製造における品質保証業務では文書の作成やレビューに膨大な工数がかかることが課題になっています。EQUESでは、大規模言語モデル(LLM)を用いて文書草案の自動生成・レビューが行えるソリューションの開発を進めています。万協製薬との実証実験においては変更申請書の草案自動生成に取り組み、現場導入を見据えた実証実験を行います。
■「TOKOWAKA-MIE 事業共創推進事業」について
株式会社eiiconおよび三重県庁により運営される、全国のパートナー企業 × 三重県内企業で共に創るビジネス創出プログラムです。2024年3月19日に実施されるDEMODAYにおいて、「製薬会社に文書作成AIエージェントを迎え入れ、働き方改革」というタイトルで共創進捗と今後の展望を発表します。
■ 万協製薬株式会社 代表取締役 松浦信男 様 よりコメント
「当社は、スキンケア製品の外用薬に特化して開発・製造を行っている製薬会社です。
『TOKOWAKA-MIE 事業共創推進事業』では、当社のアセットを活用して、多品種小ロット生産の製造現場のDX等の共創を想定し、パートナー企業様を募集していました。そのような中、EQUES様のご提案は、当社の想定を超える切り口で、AIを活用して近年対応が厳しくなっている品質保証業務の効率化を目的としています。まさに『AIエージェント』を会社に迎え入れることで、当社はもちろんのこと、医薬品製造の同業他社においても、生性向上やスタッフのやりがい向上につながると確信しています。
本プロジェクトが、三重県ひいては日本企業の未来に貢献できるよう、EQUES様と協力してまいりたいと思います。」
■ 株式会社eiicon 東海支援事業部 大西千聡様 よりコメント
「我々は、オープンイノベーションを手段に新規事業創出支援を行っており、三重県庁様『TOKOWAKA-MIE 事業共創推進事業』は昨年よりご一緒しております。
この度、万協製薬様×EQUES様のお引き合わせをさせていただけて、本当に嬉しく思っております。両社が目指す、『製薬会社に文書作成AIエージェントを迎え入れ、働き方改革』は、製薬業界をはじめ製造業のイノベーションの一歩となると確信しています。この共創プロジェクトを、皆様応援よろしくお願いいたします。」
■ 株式会社EQUES 代表取締役CEO 岸尚希 よりコメント
「医薬品製造における品質保証業務の負担は大きく、文書作成やレビューの効率化が求められます。EQUESでは、進化のスピードの速い大規模言語モデルを活用することで品質保証業務の効率化が実現できると考えております。
本プロジェクトは万協製薬様やeiicon様、三重県庁様とのディスカッションを通して、実証実験の開始に至りました。実証実験を通して品質保証業務の効率化を実現できるよう邁進してまいります。
EQUESは今後も最先端の機械学習技術を活用したソリューションを製薬業界へ提供してまいります。」